こんにちは。
自律神経からココロとカラダを整える専門家、保健師のさかもとゆみです。
さて、自律神経の乱れは自分だけの問題ではなく、周りの人にも大きな影響を与えるということをお話しますね。
あなたの自律神経の乱れが、職場や家庭に大きな影響を与えてしまうことがあります。
不安や緊張でピリピリした感情が、人に伝わりやすいというのを、経験したことはありませんか?
他人の不安や緊張が伝わってきて自分まで緊張してしまった。
相手がイライラしすぎていて、些細なことで自分もイラついてしまった。
そんな経験はないですか?
不安や緊張、焦りでピリピリ・・・イライラとした感情は、特に周りに伝わりやすいです。
イライラした人の側にいると、自分もイライラ。
例えば、
大きなプレッシャーを感じる場面で、ソワソワしているとき・・・
そこにいるメンバーはみんなソワソワ・・・。
自律神経は興奮気味になります。
心拍数はあがり、手に汗をかいたり、喉がかわいたり。
緊張して力が入っている。
そんなとき、落ち着いた振る舞い・気づきのある声かけ・安心感のある対応ができる先輩が登場したら?
一気にその場にホッとした安堵感がもたらされますね。
「この人がいれば大丈夫」といった安心感です。
安心したときは、自律神経は副交感神経が優位となり、リラックスモードで、ほどよく力が抜けて本来の力が発揮されやすくなります。
あなたが自律神経を乱していると、周りの大切な人の自律神経も乱れていきます。
伝染していきます。
逆にあなたの自律神経が整うと、周りにも良い影響がひろがっていきます。
そして、大切なのは、自律神経が乱れるような出来事、その感情を無視しないことです。
イライラしないようにと不安な気持ちを押し殺してしまわないようにすることです。
イライラするのは、原因がありますよね。
まずは、ゆっくり深呼吸。
イライラしちゃうよね、って自分の感情を見つめてあげましょう。
吐くを意識した呼吸で、副交感神経を刺激して、リラックスモードへのスイッチでひとまず落ち着きましょう。
ひとまず、深呼吸でその場を乗り切ったら、大事なことがあります。
気持ちを押し殺さないこと。
我慢して蓋をした感情は、気づかないところで苦しみや悩みの原因となります。
感情の整理を上手にしていくためのカウンセリングを受けるのも大切な心の健康管理の方法です。